ハッピー☆ウエディング


あたしはハッとして慶介を見上げた。

真っ直ぐに前を見据えている。
迷いのないその瞳に、あたしは胸がチクリと鳴った。




「慶介君の・・・ 婚約者?」




意外だという顔であたしを見る。




「・・・・失礼ですけど、あなたおいくつ?」

「・・・・・・・・・・」




別に隠してる事じゃない。
でも、あたしはすぐに答えられなかった。




あまりに不釣合いの2人。




・・・・・そんな事は、わかってる。





あたしは、彼女の存在が何なのか、なんとなくわかった気がした・・・・