慶介は、顎をクイッと動かして『早く』と言っているようだ。
あたしは、遠慮がちにその手に自分の右手を重ねた。
慶介は力強く握り返した。
顔が一気に赤くほてるのがわかる。
わーわー!!
嬉しくて、楽しくて、慶介を見上げて笑った。
お化け屋敷に入ったり、空中ブランコに乗ったり、あとあとバイキングに乗ったり・・・・あたし達は遊園地を満喫した。
そしてあっとゆー間にイルミネーションで、園内がキラキラ輝きはじめた。
「ね、最後は観覧車に乗りたいな」
「そうだな」
遊園地の敷地の中で、一番高台にある観覧車。
あそこからはどんなところよりも夜景がキレイに見えるスポットだ。
あたし達は観覧車に続く坂道を歩いた。
その途中には、ベンチも置いてある。
ロマンチックだなぁ~
慶介とあそこで、愛を語りたいなぁ~
むふふふ・・・
ぼーっとそんなアホな事を考えながら歩いていたあたしは、一気に現実に引き戻された。
ぎゃーー!!!



