「あはは、ちょー楽しかった~!ね、慶介・・・」
う~んと背伸びをして、後ろを歩く慶介を見上げた。
「・・・・・・」
「慶介?」
壁にもたれて、手で口元を覆った慶介。
その顔色は青白く見えた。
え?
ええええ?
これも、お決まりですか!?
「も、もしかして・・・こうゆうの・・・ダメだった?」
あたしは俯く慶介の顔を覗き込んだ。
伏せられていた、その瞳があたしをとらえた。
「・・・・葵は好きなの?」
慶介はまた目を伏せて言った。
「え?・・・う、うん」
あたしの言葉を聞くと、小さく溜息を付いてすぐ傍にあったベンチに腰をかけた。



