それでも、好きだった。

*廉*

「由佳って可愛いじゃん。」
何て言えねぇよな。

俺好きになったかも。

もう由佳は帰ったかな?

先に教室を出たからわかんねぇ。
まだ残ってっかも。

そう思い、俺は学校に戻ってみた。

教室に入ったら誰かいた。

薄暗くてよく分かんねぇけど。

「由佳かぁ?」

バサッ。

なんか落ちたよな今。

「廉……く…ん?」

うわっやべ。

「ごめん。
めぐ?」

一番関わりたくない奴。

さいやくだ。

「うん。
そうだよ。
由佳に会いに来たの?」

「ち、ちげーよ。」

「好きなんでしょ?
由佳の事。
フフわかるよー」

「ちげーよ」

「これ、由佳の番号。
はいっ!」

そう言って渡してきた。
いいやつじゃん。

軽く礼をして俺は家に戻った。
何やってんだよ。
いるわけねぇーじゃん。
でも、おかげで番号もらったし、かけてみよーかな。