ヒダマリ♪を探してた

それからしばらくし、俺たちは解散した…

俺は冷水状態だった…


目が覚めたら自分ベットにいた裸で…
びっくりして飛び起きると隣に
平川さんが…

目を冷ました平川さんは、
『おはよう♪二日酔いは大丈夫?』
って言ってきたけど

その平川さんも裸で…

俺、なんしたんだ!?

どうして、平川さんと裸で…

って昨日の記憶がなかった…

はっとして
ケータイを見る
美空からメールが一通


怜へ
びっくりしたよ…

でも、前にゆったじゃん!

怜に他にいい人ができたら私のことは忘れて気にしないでって!!

今までありがとう!そして、これからは怜の幸せを祈ります!!

お幸せに♪

平川さん優しそうだね♪

あっ!怜への成人のお祝い迷惑じゃなかったら使ってねー
怜が先生になることを祈ってる♪
本当にありがとう
バイバイ

美空

って……

俺は何がなんだかわからずに平川さんを見た…

彼女は微笑んで

『覚えてないの!?
昨日のこと?』
って言ってきた

俺は下を向き
『ごめん…覚えてない…』
って言った…

彼女は説明し始めた

俺を送って
家に付いたら、美空が外で待っていたこと…
俺と平川さんを見て
泣きそうに微笑んで
美空が
俺に腕時計のプレゼントを…
平川さんに怜を幸せにしてくださいと言い残していってしまったこと

それを俺は止めずに

平川さんと家のなかに入ったこと、
そして、そのまま…ひとつになったこと…

俺は頭を抱えた…

マジで最低だ…

美空を自分から突き放してしまった…

美空には俺しかいないのに…

って思っていると

切ない顔で平川さんが、
『私は、橘さんの代わりでもいい!
立石くんの側にいていさせて』
って

やっぱり重ねてしまう俺…

おもわず、抱き締めた…

抱き締めると、美空のがずっと華奢なのがわかる…

でも、今の俺は、俺を思う平川さんといることを選んでしまった…