怜や友達や両親はそんな私を常に支えてくれた…

病状は安定していて
私は、家から通える
ケーキやさんで働き始めた…


怜は、地元から通える大学の教育学部に進学した…

私と怜は、喧嘩することなくお互いを支えていた…

黒渕メガネのよく似合う怜

キリッとして男前で、

笑うと目にしわがより

口元には、八重歯…

怜の全てが大好きで…

冷たい感じの印象なのに私にとっても優しくて

小さいころから守ってくれて

私の全てを包んでくれる…

今の私には怜がすべてだった…

怜が頑張ってるから私は、頑張れた…

怜が笑ってくれると私も笑顔になれた…

全てが怜で一杯だった…

小さい頃から、

一緒にいたのにこんなに近くに私のひだまりがあったなんて…

こうなるまで気づきもしなかった

こんなにも、安らぎと温かさで満ちた愛をくれる怜に…

私は、怜がいたらそれだけで幸せだった