その数日後

蓮斗(霧島蓮斗)が昼休み
おれの席に来た。

『よぅ』

俺も片手を軽く上げて
『よ!』

蓮斗は、なぜか照れ臭そうに鼻の頭を指で掻きながら
『美空ちゃんだけ!?
ほら前にお前と写メとってた子』

俺は少し不機嫌そうに
『あぁ』
と言た
蓮斗は、俺から視線をはずして
『俺さぁー
少し前から美空ちゃん気になってたんだよ
めっちゃかわいいよなぁ♪
笑ったとき何時もの綺麗な顔がめっちゃ幼くなってさぁー♪
マジでヤバイ
惚れえるよ』
何て真っ赤な顔していってる…

俺は苦笑いで
『そう!』と言うと
少し真面目な顔になって、蓮斗が

『怜は、美空ちゃんどうな訳?好きか!?』

ドキッ
とした心臓蓮斗に聞こえてしまったんじゃないかとおもうぐらいだった
『そんなんじゃないよ!!
ただの腐れ縁ってやつだね』

それを聞いて安心したのか蓮斗は、机にかけてた腰を浮かせて、
『じゃぁ俺コクっちゃオーっと』
嬉しそうにいうと、そのまま自分のクラスに帰っていった

おれの心臓がおかしいくらいにバクツイテいてた
(美空をとられたくなくって、美空が離れるなんていやでたまらか)