夏休み

穏やかな日々…

3年になったころから体調が優れなかった微熱が続き
調子のいい日も疲れやすくすぐに眠たくなったり

子宮辺りが痛む…

ここ数日は、かなり痛かった

もう我慢ができないと判断し

お母さんに
『最近体がだるくて、熱はかったら微熱で、お腹のした辺りがすごく痛いんだけど…』
って言うと
お母さんは急いで出かける支度をした…
『美空病院行ってみよ!!見てもらったら安心でしょ』
って
私はお母さんに連れられ病院に行った

そこで色々調べてもらった…

お母さんと一緒にお医者さんに呼ばれた…
先生が難しい顔して
『お母さん美空さん、ここに影がいくつもあるのがわかりますか?』
って言われ
レントゲン写真をみる…
『はい』
と二人で答えた
先生が説明しだした
『これはガン腫瘍です
美空さんは、かなり前から調子が悪かったのでは!?
ガンは症状が自分でわかる頃にはかなり悪くなってることが多いのです。
このようにいくつも転移していると子宮を全摘出するしか方法はありません…
もしかすると他に転移していることも覚悟してください…
若いので転移も速いので、直ぐに手術をすることを進めますが、今日から入院して明日には手術をしますがよろしいですか!?』

私の頭は真っ白で、目のはえは色を失ったモノクロに見えた…

先生に
『もし手術すれば子供は将来産めないってことですよね…』
って聞くと
『確実に産めませんが、命が助かるためには…』
って
『じゃぁ手術しなければ私は助からない…って事ですか!?』
先生は
『美空さんの命を優先するには、今決断する他ありません…』
お母さんは泣いて
『先生手術してください!!』
って言った…

私は理解できずにいた…

気がついたら病室にいた、どうやでてここまで来たのか記憶がない…

お母さんが、荷物用意し来るからと病室を出た…

私は大丈夫子宮がなくても生きれるなら、怜といられる…
でも、もし怜が、子供を望むのなら私には無理だ…

涙が出た…私はとことん運のない女だと…

泣いて泣いて泣きわめいた…情けないくらいに…