後は二時間フリータイムになっていた

私はまーさにいってくるねって伝え

怜を探しに行った

何処に行ったんだろ…って思ってると
怜の姿を見つけて私は
『りょぅ…』
っていいながら駆け寄ったけど他の女の子と一緒だったから

足を止めた…

何とも言えない変な気持ち…
嫌だ…

逃げ出してしまいそうだった…
だけど逃げない…決めたから

怜がすぐに私に微笑んで
からその子に
『わりー美空と約束してんだ!!』
っていい、こっちに向かって歩いてきた…
私は怜に
『いいの!?』
って聞いた
怜は笑顔で
『あぁ…今から一緒に話せないかって言われただけだから』
私は
『そっか…』
っていい、
そのまま
『怜ちょっとこっち来て』
って手を引いた

私が怜をつれてきたのは少し小高い岡の上テントをはってあるとこより少し離れたとこ…
そこからは星が落ちてきそうなほど綺麗にたくさん見えた

私は呼吸を整えて
『怜…
私たち沢山遠回りしてきたよね
私はきっと怜と始めて話したあのときから怜が特別な人だったんだ…
夏が怜をいいって言ったとき…すごく嫌だったんだ…今ならわかるよ
それは、怜が好きだったからなんだって…怜との関係が壊れるのがどこか怖くてずっと気持ちを隠してきたんだって
気がついたときには、すでに手をはなした後だった…
ずっと一緒にいたのに
ずっと守ってくれたのに
側で一緒に心を痛めてくれたのに…
素直になれなくてごめんね…
私は怜をこの世界のだれよりも大切で失いたくない…あなたが好き一緒にいたい…』
って涙が出た

怜は私を抱き締めて

『美空俺はお前を守るって決めたときには、すでに恋してたんだぞ…
一目惚れだ小学生のクソガキだった俺だけど美空と話す少し前から美空を見てかわいいって思ってたんだよ…
だからあの時泣いてるお前見て
お前の笑顔を俺が守るって決めたんだよ
ありがとう美空!俺の初恋叶ったよ
美空一杯いろんな辛いこと合ったけど…これからは二人で幸せになろう!!』
っていってくれた…

私は怜にしがみついて泣いた嬉しくて…
こんなに幸せな涙があるんだって始めて知った