そして宿泊学習当日

学校までお母さんが私と怜をつれていってくれた…まだ電車の走らない時間に、集合なため、怜のお父さんがお母さんに頼んだからだった…
車の後ろに二人で乗った…
久しぶりで何か照れ臭かったけど…

自然に昔のように話したりじゃれたりできていた…

やっぱり私は怜とが一番落ち着く気がした…自分を偽らなくってもいい相手…

そんな私たちに
お母さんが、
『何か久しぶりに、怜君と会うわね
また、何時でも来ていいのよ♪
美空は帰りがけ遅くて怜君家でごはんたまには食べにきてよ♪寂しいし』
っていったおかあさんは本当に寂しそうで…私は申し訳なくなった…
すると怜が、笑顔で
『おばちゃんありがとう
また、お邪魔します
おばちゃんのごはん食べたかったんだよな~』
っていった

私も笑って
『お母さん怜だけじゃぁ寂しいでしょ♪私も一緒に食べるとするかぁー』って言うと

お母さんも笑って
怜が私に
『美空が早く帰らねーからだろうが!!
この不良娘♪
これからは、俺が美空を連れて帰るよおばちゃん安心してよ』
って笑った

私も怜に、
『私は不良じゃありません』
ってベーってやった

そして皆で笑い合った♪
なんだか懐かしい感じがした

やっぱりこの感じが一番好きだった…

あなたのそばが…

あなたのそば以外何て…

だけどいまさら…

自分から手放しておいて…

もしかしたら私は今まで、

いろんなもの見落として…

自分で手放してきたのかなぁ

友達も…

自分から…

夏は、あのとき何を言いたかったんだろ!?

私が突き放したときの怜の気持ち考えてなかったなぁ

私は自分のことで一杯で私を支えてくれる人を大切にできていなかったことに
今きずいた…

あなたがいなかったら中2の私はどうなっていましたか!?

あなたがいなかったら高1の私はどうなっていましたか!?

私はあなたに何度も何度も救われた…


私は大切なことを忘れていた…

この宿泊学習で…私は最初からやり直していこう…もう逃げない…そう決めた…