次の日

私はピアスを三つ付け
明るめの髪を結び
チョーミニのスカートをはいて…
少し化粧をして鏡の前で全身をチェックした
やっぱり自分じゃないみたいでドキドキした

怜が
来た…
『おはよーおばちゃん
美空は?』
お母さんは笑顔で、
『怜くんおはよーもうバッチリ支度してまってるわよ』
って
私は玄関から飛び出て
『おはよー!!怜』
って言うと
怜がびっくりして
『美空?なんだよそれ、大変身だな!!
まあにあってるよ♪
美空まだもてよーとしてんの!?』
って苦笑いしてた…

私は苦笑いのお返しをして
『私がもてるわけないじゃない
怜はモテモテだけどね♪』
って言うと自転車に乗って駅に向かった

駅につくと自転車置き場に夏の姿が合った…そして私に近付いてきた、私は目も会わせないで通りすぎた…

もう話すことなんてなにもない…


怜が私のてを引っ張った…

そして
『美空何でちゃんと向き合わないんだよ
…聞いてやれよ』
って

私は怜をにらみ、
『話すことなんて何もない
私はもう人を信用しないし友達なんて要らない…
私はもう、傷付きたくないの…
私は一人で行くから怜、夏といったら!!』
って言うと一人で電車に乗った
少し強がってみた…
駅につき、私は先に電車を降りた
そして学校の近くのコンビニのよった…
夏と怜がその前を通っていったその姿はお似合いのカップルのようだった…
そう思ったらなんだか鼻がツーンとして涙が目にたまった
私は強くなるって決めたのにこんなのじゃダメだ…
ってトイレに入りメークを直す
そしてまた本を立ち読みしてると

何人かのギャルが私の横で立ち読みを始めた…
一人のこが
『ねぇねぇ、あんた見ない顔だけど、
制服一緒だね何年!?』
って聞いてきた
私は、目を見ることなく
『一年』
とだけ、答えた
するとその子たちは
キューに嬉そーに
『マジ~私らも一年!!
よろしくね♪
ってめっちゃかわいんだけど♪
うちらと、友達になろ!!』
って
私は、まあいっか深く関わらなければ
と思い
『うん!!
こちらこそよろしくね!!』
ってこたえる

そのギャルたちは
髪を皆明るく染めていて
一人はアッシュブラウンのミディアムのレイヤースタイル
その子は山田莉沙(りさっち)
芯の強いしっかりもの
もう一人はメークが派手で
髪のいろは、ピンクブラウン私と同じぐらいの明るさで、ロングレイヤー
耳には両耳にピアスだらけ
杉本茉里(まりっぺ)
わがままだし口が悪いけど根は優しい


そして私に最初に声を掛けてきたのが
ハニーブラウンで、ボブレイヤーのヘアにふんわりパーマがトップにかかっていてキュートな子
鈴木政美(マーサ)
人なっこくってかわいい恋多き女


皆さばさばずかずかだけど、話していると何故か楽しくって嫌なこと忘れることができた
最初はてきとーに何て思ってた私もあれから半年自分から彼女たちとつるんでいる

彼女たちは基本的には学校にくるただ遅刻早退保健室サボり上等で、
タバコも皆に教わった
学校サボってゲーセンやカラオケめっちゃ楽しく過ごしてる…
こんな私たちを皆が避けているのは、していた…
私は、避けられてほっとしている
今までそうしたいと思っていたから…

ここ半年なんの事件も起こらず楽しかった