美空side

寝そべって空を見つめて波の音に耳を傾けていると砂浜を歩きこっちに向かってくる足音に振り返ると
そこには怜がいた

私は
『怜!学校サボったの!?』
って笑って聞くと

怜は笑って
『学校行ってもみくいねーし
ここだと思って来てしまった』
っていってそこに寝転んだ
『私さぁー
もうあーな目に遭いたくないんだ
私よわそーに見えんのがいけないのかな』
もうあぁやって男に好き勝手されるがままなんて嫌だった…
自分が惨めで…

怜が切なそうに
『美空は美空でいんだよ!!
美空が弱かったら俺が守るし…』
って
私は小さく頷いて…
『ありがとう』っていった

夕方うちに帰った…
今日は怜は、家の用事で早く家に帰っていった