俺は拳を握り…
思いっきり
蓮斗を殴った4発…

蓮斗の口は切れか血が出ていた…

蓮斗は血を片手でぬぐう

そのしぐさを見つめながら
俺は話を続けた
『俺は美空が小頃から好きだった…
あいつの笑った顔が大好きで、ドジでおっちょこちょいで少し抜けてるとこも…美空の全部が好きだった…
美空の笑顔を守りたかった…
気持ちを伝えることの出来ない俺はお前なら美空を大切にしてくれるだろうと思ってたんだ…

俺は自分の気持ちを美空に、伝えることの出来ないただの、弱虫だったんだ…

お前に美空をと思ったのが間違えだった…

あいつは、妊娠してたんだよお前との子だ…

美空は流産したんだ…
そして美空自身も危なかったんだ…
もう、意識も戻って安定したから大丈夫だけど…
もしも…
美空がいなくなってたら…
俺はお前を一生許さなかった…
今もまだ、許せないけどな
俺はこれからは、美空を自分の手で守る!』
そういって蓮斗をにらんだ、
そして
『4発殴ったのは、
美空を無理やりやった分と
美空を心も体もボロボロにしたぶん
そして亡くなった子の分
美空を好きな俺の分だ!!
謝る気はない…
俺はお前を一生許せねーと思う
忘れんな人が一人亡くなったんだと言うことを…
そしてもう、二度と同じ過ちは起こすな!!』

蓮斗は俺の話を聞いて青ざめていた…

『嘘だろ…
そんなことに成るなんて、俺ただ、美空を好きで愛してたんだ…
どうしたらいいのか分からないくらいに…
全てを俺のものにしたかったんだ…
そして一度一線を越えてしまったら
次の時にはもっと酷いことしてたんだ…
本当に悪かったと思ってるよ!!
怜…俺美空に嫌われてるよな…、
自分でも、どうしようもないくらいにあいつを好きで、俺もおかしくなりそうなぐらいなのに』

俺はただ蓮斗をみつめ…
『蓮斗…お前は愛しかたを間違ってる…自分のことばかりで
相手の気持ちを考えてない!
あいつは本当に純粋なんだよ…
自分はもう、汚れてるって思ってるよ…
あいつにとっては、まだ未知の世界だったと思うんだ…
それをあんな形で始めてを奪われしかも二回となるとなかりのダメージだったと思う。美空が大切なら気持ちを押さえることも大切だ…』

俺は蓮斗の黒ぃ部分をしった気がした…