翌日…
美空side


目が覚めると
白い天井に消毒のにおいのする真っ白なシーツのベットに寝ている自分がいた…

何で!?

私はどうなったんだろ…


って思ってると…

白衣の先生が入ってくる

『橘さんお腹いたみませんか!?』
って聞かれ

『少しいたまます…』
っと戸惑いながら答えた…

先生は淡々と
『赤ちゃんは、亡くなってしまったんだよ
君ももう少し病院に来るのが遅かったら出欠多量で、危ながったよ
無事でよかった
今日は夕方もう一度診察したらかえって大丈夫だからね』

『はい。ありがとうございました』
と、頭を下げた

私は理解した
あのお腹の痛みは赤ちゃんの苦しみだったんだと…
そして私も危なかったんだと…


そのまま先生は出ていった

辺りを見渡す…

いろんなきかいがあった…
私は本当に危なかったんだとわかる…


するとコンコンっとノックの音がした

私が
小さく
『はい。』
と答えると

中に入ってきたのは、怜だった
今の時間は午前9時
お母さんは、まだ来てない

怜が安心したように
『美空よかった!!
面会謝絶のプレートがなくなってたから…
本当に心配したんだからな!!まぁいいや、美空からだ大丈夫か!?』

私は柔らかく微笑んで
『ありがとう…
本当に心配かけてごめんなさい

怜…
赤ちゃんは、もう、いないんだって…
あんなに嫌だったのにやっぱり辛いよ…
私の赤ちゃん…
勝手だよね…』
涙が出てくる…

怜は、私を抱き締めて…
『俺、おばちゃんに美空のお腹の子は俺の子だっていったんだ!!
お前はなんも心配するなよ!

ただ、俺あいつをこのまま黙って許すなんてできねーよ!!
美空のことこんなに傷付けて…』

怜がそう言ってくれるだけで幸せだと思えた
私は怜の体を優しく離し目をみて

『私にはそこ言葉だけでじゅうぶんだよ』





そんな話をしていると