(怜side)

突然苦しみだした美空に驚き駆け寄る…
しかし美空は
意識を失ってしまった…

美空のうちへ電話をする

『はい!もしもし、橘です!』
っと元気な美空の母さんが出た!!

俺は小学生の頃よく美空のうちに遊びに行っていたからおばちゃんと普通に仲良かった!!

俺はあわてて
『おばちゃん、おれ、怜だけど今、美空が突然苦しみだして、意識がないみたいなんだ!!
すぐそこの山道に居るから!すぐ来て!』
っと電話を切る

美空をみると血が出ていたしかも大量の…

俺は訳がわからずえっ!?どっか怪我したのか!?
何が起こったんだよ…
美空頼むから死なないでくれ…

すぐにおばちゃんが来た…
あわてているおばちゃん…
『怜くん…どうしたの!?事故?
何で血?とにかく車に乗せるから怜くん手伝ってちょうだい!!』

直ぐに車に美空の身体は痩せ細っていて、俺一人で十分すぎるほどだった

俺はそのまま後部座席に座る…
おばちゃんは病院へと急いだ

その車のなかでおばちゃんと俺は無言だった…

車で15分病院に着いた…
直ぐに看護師さんがタンカで美空を運ぶ…
手術室の前で俺とおばちゃんは立ちすくむ…

30分後…

医者がでてきて、おばちゃんと何かを話していた

医者の話を聞いたおばちゃんが
こっちに向かって歩いてくる

『怜くん
美空妊娠してたらしいの
赤ちゃんは、ダメだったって
美空は出血が酷かったから危ないらしいわ…
どうしてあの子…』


、涙を流した

俺はなにも言えなかった

ただ、美空だけは助かってほしくて…
俺の願いはそれだけだった…
美空が危ないなんて…
美空がいなくなるなんて嫌だ

俺美空がずっとすきだったんだぞ!

気持ちも伝えられない何てそんなの嫌だった

美空が集中治療室に移った

意識のない美空

俺は美空のおばさんに話す嘘を

おばちゃんは、そのへやの前で泣いていた
俺はおばちゃんに声をかけた
『おばちゃんに話があるんだ
おばちゃん美空の相手は俺なんだ
ごめん!こんなことになるなんて
でも美空を好きな気持ちは中途半端じゃなかったんだ、ちゃんと美空を守れなくてすいませんでした!!』
と、頭を下げた

おばちゃんは、怒りに任せて
俺をひっぱたいた

俺はその場に倒れた
直ぐに立ち上がりもう一度頭を下げた

おばちゃんは、震える声で話始めた
『ただ、快楽だけの楽しみだと思ってるなら大間違いよ!!人が一人なくなったのよ!!
大人になって自分で責任がとれるようになり、この人だと思える人と、するものなの!!ましてや
まだ子供と大人の狭間にたつものには早すぎるのよ…
でもね、気持ちもわからなくはないの…
一番興味のある時期だものね…
でも女にとっては一生涯つきまとうのよ…子供が死んでしまったその事は変わらないんだから、もっと考えなくちゃね
ただ、今回のことは怜くん一人が悪い訳じゃないお互いがもっと、その行為のあとに、どうなるのかを考えなくてはいけないの…
美空が大切なら尚更ね!!
でもね!怜くん
私は今美空の相手が怜くんでよかったと思ってるわ…
ほんとは付き合いをやめさせたい気持ちもあるけど、あなたを小頃から見てたのよ…
私にはわかるわ
あなたはもう、同じ過ちは起こさない!!
叩いてごめんなさいね!!
今は美空の回復だけを祈りましょう』
と、微笑んでくれた

こんなおばちゃんにホントに嘘が突き通せるのか…

俺の心は痛んでいた…