真っ暗な世界にたった一人になった気がした…

そこのゴミ箱に捨てる

そのまま怜のとこに戻った…

気になっていた怜が
落ち着いた声で
『どうだった?』
っと聞いてきた

涙をこらえて
『妊娠してる…
あはは、バカだね…
バチが当たったんだね
男見る目ないなぁー』


そこまで我慢していた涙が溢れた
その場にしゃがみこむ…

怜が横にしゃがみこみ、肩を抱いた…

怜の温もりが伝わってくる

安心する…

何時も包み混んで温かい優しさをくれる怜…
ホントにありがと…

そして怜が
『さぁ、帰ろう
それから今日は美空ん家に行くぞ』

私はえっ!?
何でって感じで首を傾けた…

怜微笑んで
『親に話すなら早い方がいい
相手は俺ってことにしろよ!!
美空もいいにくいだろーし
親もただ事じゃなくなる
大騒ぎになったら、美空も傷付くだろ』

私は申し訳なくって
でも
うすることしか考えられなくって…
静かに
頷いた…

そして帰りの電車に乗った


二時間半後帰ってきた緑に溢れる地元…

この季節新芽が出始めて
緑がとてもきれいに見える…
でも私にはモノクロな気がした…

駅からうちまでは自転車で15分

二人で私の家に向かった。