教室に帰りながら、夏が
『立石先輩と仲良しなんだねー』
ってちょっとはにかみながら聞いてきた、
『そうだね、兄みたいなもんだからねー』
笑顔で答えると、
夏がなんだかもじもじしながら、
『お願いがあるんだけど、嫌だったらいいの!
立石先輩の写メとってきてくれない!?
私少しいいなぁって思ってるの…』

なんだぁーそんなお願いねって思いやがなんかもやもや…
『うん!いいよー!』
って笑って答えると。
夏は、嬉しそうに
『ありがとう』っていって笑顔で席についた…

なんだろーなぁーこの嫌な気持ちは…
まあいっかぁー

そんなこと考えてると、
夏が、こっちに向いて
『美空らっていつからなかいいの?』
って首おかしげる
あぁ気になってんだねって思って、
軽く昔のことを語りだす私

『確か、小3ごろかな、腐れ縁ってやつだね…(笑)
怜が小4だね♪
あの頃私ちょっといじめられててねー何かにつけて手差しのべて助けてくれたのが、怜だったの…怜がいなかったらきっと今の私はないかなぁーっておうげさかな』って苦笑いしてると
夏は切ない顔して
『ごめん…なんか嫌なこと思い出させたね…』
私は微笑んで
『そんなことないよ♪もう終わった過去のことだしね♪気にしないで♪』

まぁ、あまり思い出したくない過去だけどね…(笑)