私のうちに帰り


二人でリビングのソファーに座るお父さんの向かい側に座って
お母さんを呼んだ

お母さんはお父さんの隣に腰をおろした…そして、怜が、話し出した

『おじさん、おばちゃん
俺に美空さんをください』
と頭を下げた

お父さんが渋い顔をした
『怜君、君の気持ちは分かるが…
美空は、普通の体じゃない…
今結婚してもし、再発でもしたら…
とにかくいつどうなるか、分からない
結婚は認めることは出来ない…怜君のためにもな』
っていった…

お父さんのいってることは正しいと思った…

私はうつむいたまま

怜が、ゆっくり話だした…
『そう言われる事は承知の上です
俺は美空が好きです!!ただ、笑ってそばにいてくれるだけで、幸せなんです!!
病気だってどうなるか分からないことぐらいわかってます!!
それでも俺は美空といたい…
美空の人世の残りがどれくらいかはわかりません…それでも俺は美空のそばにいたいと思います。
おじさんとおばちゃんには分からないかもしれませんが…
俺が今まで、美空の笑顔にずっと支えられていたんです…
美空を必ず幸せにします
おれ自身の幸せのために…
お願いします』
といった…

でも
お父さんは渋い顔のまま…