「見ていくかい、お嬢さん」


急に聞こえた老人の声に、莉杏は身をすくめた。


声のした方を見ると、一人の老婆が立っていた。


「きっと、お主にピッタリのものが見つかるよ......」


そう言うと老婆はニヤリと笑った。


その不気味な笑顔に若干ビビりながら、莉杏は老婆に質問した。


「あ、あの、ここは何のお店なんですか?」


そう莉杏が尋ねると老婆は莉杏の手を取り、店内へと引っ張った。


店内は、黄色いライトで照らされ、神秘的な雰囲気だった。


そして、店内に並んでいたものは......