すると......


「......うまい」


と頬を薄く染めて呟いた。


それだけで、リアンはさっきの怒りを忘れてしまった。



――――やっぱ、私って単純だな。でも、嬉しい......。



こんな感じで、魔法の国の生活はスタートした。