私とコウは、出会うべくして出会い、そして別れるべくして別れた。

けれどそれは、“無”になったわけじゃなくて。


すべてに意味があり、精一杯生きた証拠だ。


人はコウの人生を徒花のようだと言うのかもしれない。

でも、私はそうは思わない。



私とコウがはぐくむ新しい命の花は、枯れた枝から芽を出し、息吹くことを待ち侘びているのだから。



「私も幸せだったよ」








ねぇ、コウ。

聞こえてる?



今度はちゃんと、つつましくてもいいから、花を咲かせようね。
















END