「次は怪我だと!?まったくお前は自覚がなさすぎるんだ!お前が右手なんて折ってたら話にならないだろ!!大馬鹿ものが!!!」
「すいませんでしたぁ…」
やっぱり…ついてない。
腕折って生活するのは不便だしバイトもしばらく休まなきゃだしおまけに髭面の大男には怒鳴られるし今日は本当についてない。
「まぁまぁ、お前はもうそれで2年やって来てるからなー」
「本当ー次から次へとよく問題起こせるねっ。てんさーい。」
「アイドルなのに女ネタ。アイドルなのに右腕骨折。笑えてくるな」
「はー、もうやだ俺。」
そう、俺はこの大都会東京の端の端にある小さな小さな個人事務所でこいつらとアイドルをしている。
さっき俺を怒鳴りつけた髭面の大男はこの事務所の社長でありマネージャーの広石さん
2年前役者を志し上京した俺は広石さんに拾われなぜか歌って踊るアイドルをしている。
まぁもちろんまだまだのグループで認知度だって低いし大きな会場でコンサートをすることも出来ずただただ売れたら役者になれる、という広石さんの言葉を信じ毎日をすごしている。
そんな俺と同じように夢を抱えながらアイドルをしているのは上から香月、天智、竜太郎の3人だ。
