「まず、美穂の恋をまとめましょうか!」

と佐保茄が言い出した。


「え…あの…まとめるって…」

「えっとですね…最初に、美穂は陽太に惚れている」

いきなり説明しただしたのは、桜ちゃんだった。


「ほ…惚れてるって…」

「え??違うの?ん?」

桜ちゃんが、私に近付いて答えを求めている。


「あ…えっと…違くは、ないけど…」

「じゃ、話しを進めましょう!!」


な…何で、こんなに進行しようとするの…!?


「そして、美穂は、今まで恋の経験まったくのゼロ!!」

「うッ…」

「そして、美穂の弱点は内気!!」

「うぅ…」

「そしてそして、美穂は陽太とあまり…どころか、3回くらいしか喋った事がない!!」

「うぅぅ…」

「そしてそして、更にぃ!!」

「ま…まだぁるのぉ…」


沙紀ちゃん、佐保茄、桜ちゃん…と順番に私の悪い所を言っていった3人。何故か、4つ目で止まった…。


「陽太のメアドを知らない!!」

へ…?何それ?…沙紀ちゃん?…


「さぁ…どういう事なのでしょう!?」

「え…どういう事って…」

こっちが聞きたいよ…桜ちゃん…。


「そうよ!!何で、美穂は陽太のメアドだけ知らないの!?」

「どういう…」

陽太君のメアドだけ!?…だけって何?…