ガラスの靴はどこですか?



「陽妃、いるんだろ?俺なんかじゃなくて、お前の中にもっともっといい男だと思うやつが。」


涙が流れた。

勇太は分かってる。
わかっててあたしに言ったんだ。

なんで?
なんで言ったの?
分かってるのに?


「陽妃、俺はお前に幸せになってほしい。でも、陽妃が幸せにしてもらいたい人はちげーだろ?俺じゃねえだろ?それをわかってて言ったのは、結ばれない恋がこーやってあるんだから恐れないでほしいって、願いがあったから…」


「ゆ、うた。」


「陽妃、言って?ちゃんと。」