こっち向けよ、バカ。






「ねーねー康ちゃん」


「……」



康ちゃんの無視攻撃のはじまりですやん。



「康ちゃん、おやつのチョコ余ってますよ」


「………」


「ビターだからいらないとかおこちゃまでちゅね」


「キモいんだけど」



…だって現にそうじゃないですか。



カリカリと康ちゃんがシャーペンを動かしている音が部屋に響く。



私はと言うと勉強に飽きたので、床に寝ころがっています。