こっち向けよ、バカ。







「相変わらずひどい言いようですね」


「お前だけな」


「そんなこと言わずに」


「死ね」



ふふん、そんなこと言われても私はめげないぜ。




康ちゃんの隣にさりげなく移動してみる。



「ついてくんなよ」


「あーあー聞こえなーい」



隣からチッと舌打ちされた気がしたけど、まぁ気にしない。