「…康ちゃん?」



そこには、先に帰ったはずのまだ制服姿の康ちゃんが。


え、先帰ったのでは……



「あっれ康二、お前どこいってたのー?」



康ちゃんがいることに気づいたきょんさんが、少し距離がある康ちゃんに向かって叫ぶ。



だけどそんなきょんさんの声を無視し、



康ちゃんは無言で家に入っていった。