こっち向けよ、バカ。








「何の用」



康ちゃんが私のいるところまで来ては、お昼間からそんな低い声を出す。



「あ、あのね!康ちゃん現国の教科書持ってる?持ってたら貸してほしいんだけど」



そんな康ちゃんにめげずに立ち向かう私、ベリーグッド。




「…忘れたわけ」


「はい」


「カス」


「すんません、お願いします」



カス、私カスなのか。