ひだまりの君。

・あとすこし…

はぁー!!
やっと四限目おわったぁあ~っ。

「おなかすいたよぉぉぉお!!」

わたしは叫びながら、机に顔をふせた。

「食べよっか!」
マキちゃんの可愛らしい声が聞こえる。
「うん!!」
即答のわたしをみて、マキちゃんは微笑んだ。
笑顔も天使だなんて…反則だよ。









「あの、あのあのあのさっ!!」

つっぷしていたわたしの頭上に声が降り注いだ。この力強い声はあおいちゃん。


「五限目たのしみすぎるな、りりぃ!」

「ほんとに!!」

わたしはがばーーっと顔を上げて、まんがでよくある目の中がキラキラ~みたいな目をしながら言った。


「マキちゃん、くりーむぱん買いにいこう!!!」
「はーいっ!」
五限目がたのしみでさらに元気になったわたしは、廊下は走っていい規則~みたいな勢いで走っていく。
「こら!!」
案の定、しかられたけどね……