「本当、今日は悪かった。寒い中待たせた挙げ句、せっかく予約してくれたのに行けなくなっちゃって...」
そう言って私に頭を下げる最上部長に、慌ててフォークを置いた。
「そんな謝らないで下さい!外で待っていたのは私の勝手ですし、何より仕事じゃ仕方ないじゃないですか!それに私、ちゃんと来てくれて本当に嬉しかったですから...」
「小林さん...」
息を切らして、髪を乱して。
急いで来てくれて嬉しかった。
心配で心配で堪らなかったけど、本当に来てくれて嬉しかった...。
って!今更だけど、私ってばちょっと大胆発言すぎよね!!
「そっ、それに今日はこんなに美味しいケーキをご馳走して貰えて、すごくラッキーですし!」
誤魔化すようにケーキを口に運ぶ。
もう、やだ。
あれだけ気持ちに気付かれないようにしようって思っていたのに。
何やってるのよ、私。
「...俺も、さ。嬉しかったよ」
「...え?」
ケーキを食べるのを止めて、顔を上げると最上部長は真っ直ぐに私を見つめていた。
「嬉しかった。小林さんが俺のことを待っててくれて」
そう言って笑う最上部長から私は視線を反らせずにいた。
私だけに向けられた笑顔に胸が苦しくて、嬉しくて。
そんな風に言われちゃったら勘違いしちゃいそうだよ。
少しは私に好意を持ってくれているんじゃないかって。
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー
「いやいや。それは完璧に部長も宏美のこと意識してるんじゃないの?」
「まっ、まさか!」
「だってケータイ番号とアドレスも交換したんでしょ?うちの会社で部長とプライベートな番号交換した人なんて絶対いないし」
昨日はあれから最上部長と色々な話をした。
仕事のこと、学生時代の話、大好きな雑貨屋さんの話。
そして菜々子さんの話。
色々話して私はますます最上部長が好きになってしまって。
そして最後にまた今度Skyへリベンジしようって言ってくれた。
連絡とれなくなったら大変だからってケータイの番号とアドレスを交換した。
本当に昨日は私には夢のような一日で、今までで一番嬉しいクリスマスプレゼントだった。
そう言って私に頭を下げる最上部長に、慌ててフォークを置いた。
「そんな謝らないで下さい!外で待っていたのは私の勝手ですし、何より仕事じゃ仕方ないじゃないですか!それに私、ちゃんと来てくれて本当に嬉しかったですから...」
「小林さん...」
息を切らして、髪を乱して。
急いで来てくれて嬉しかった。
心配で心配で堪らなかったけど、本当に来てくれて嬉しかった...。
って!今更だけど、私ってばちょっと大胆発言すぎよね!!
「そっ、それに今日はこんなに美味しいケーキをご馳走して貰えて、すごくラッキーですし!」
誤魔化すようにケーキを口に運ぶ。
もう、やだ。
あれだけ気持ちに気付かれないようにしようって思っていたのに。
何やってるのよ、私。
「...俺も、さ。嬉しかったよ」
「...え?」
ケーキを食べるのを止めて、顔を上げると最上部長は真っ直ぐに私を見つめていた。
「嬉しかった。小林さんが俺のことを待っててくれて」
そう言って笑う最上部長から私は視線を反らせずにいた。
私だけに向けられた笑顔に胸が苦しくて、嬉しくて。
そんな風に言われちゃったら勘違いしちゃいそうだよ。
少しは私に好意を持ってくれているんじゃないかって。
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「いやいや。それは完璧に部長も宏美のこと意識してるんじゃないの?」
「まっ、まさか!」
「だってケータイ番号とアドレスも交換したんでしょ?うちの会社で部長とプライベートな番号交換した人なんて絶対いないし」
昨日はあれから最上部長と色々な話をした。
仕事のこと、学生時代の話、大好きな雑貨屋さんの話。
そして菜々子さんの話。
色々話して私はますます最上部長が好きになってしまって。
そして最後にまた今度Skyへリベンジしようって言ってくれた。
連絡とれなくなったら大変だからってケータイの番号とアドレスを交換した。
本当に昨日は私には夢のような一日で、今までで一番嬉しいクリスマスプレゼントだった。



