「えぇっ、妹…いるの!?」
「ああ。中学3年の妹が1人いるんだけど、なんだよ…その意外そうな顔。」
「あ、えっと…学校の女の子たちに対する、あなたの冷たい態度を見てると、なんとなく…妹がいるようには見えなかったから……。」
「ふーん…。」
ジーッと私を見る皆辻君の表情は少し冷ややか。
言い方、ちょっとストレート過ぎたかな…。
気まずくて視線を泳がせると、皆辻君から不機嫌そうな溜め息が零れた。
「紗姫、こっち来い。」
繋いでいる私の手をグイッと引っ張って足早に歩く皆辻君。
傍にある小さな公園の中へと入った。
「えっ、何…?突然、どうしたのよ…!」
「話がある。」
戸惑う私に、皆辻君は低い声で答える。
ひょっとして、怒らせた…?
今の発言について謝った方がいいかな…と思っていると、皆辻君が眉をしかめながら口を開いた。


