「お姉ちゃんっ、王子様に起こしてもらった?もうすぐ、朝ご飯が出来るわよって、お母さんが……」
そこまでで途切れる梨帆の元気な声。
視線を部屋の入り口に向けると、ポカ~ンと大きな口を開けて、こちらを見ている梨帆の姿が視界に映る。
私は、慌てて光琉から離れた。
「ちょ、ちょっと…梨帆っ!!部屋に入る前はノックしてよ!同じこと、何度も言わせないでよね…!!」
必死に抗議するけれど、梨帆の耳には全く届いていない様子。
カアアッと熱くなる頬を押さえると、梨帆はニンマリと笑みを浮かべた。
「お姉ちゃん、朝からご馳走さま!」
「なっ、何言ってるのよ!」
「私、なんだか…二人の邪魔しちゃったみたいだね…。お姉ちゃんの朝ご飯、もう少し後にしてもらうように、お母さんに言ってくるね!」
「梨帆、すっ…ストップ!!」
そそくさと部屋のドアを閉めようとする梨帆を急いで引き留めた。
そこまでで途切れる梨帆の元気な声。
視線を部屋の入り口に向けると、ポカ~ンと大きな口を開けて、こちらを見ている梨帆の姿が視界に映る。
私は、慌てて光琉から離れた。
「ちょ、ちょっと…梨帆っ!!部屋に入る前はノックしてよ!同じこと、何度も言わせないでよね…!!」
必死に抗議するけれど、梨帆の耳には全く届いていない様子。
カアアッと熱くなる頬を押さえると、梨帆はニンマリと笑みを浮かべた。
「お姉ちゃん、朝からご馳走さま!」
「なっ、何言ってるのよ!」
「私、なんだか…二人の邪魔しちゃったみたいだね…。お姉ちゃんの朝ご飯、もう少し後にしてもらうように、お母さんに言ってくるね!」
「梨帆、すっ…ストップ!!」
そそくさと部屋のドアを閉めようとする梨帆を急いで引き留めた。


