王子様の危険な恋愛領域

「わっ、ナイスシュート!」


光琉が二度目の鮮やかなゴールを決めた瞬間、思わず零れた声。


興奮のあまり、ベンチから立ち上がってしまった。


もちろん、光琉ファンの女の子たちも悲鳴に近いような歓喜の声をあげている。


中には、飛び跳ねて喜んでいる子もいるぐらいだ。


すごかったなぁ…。
今のシュート。


まるでボールがゴールポストに吸い込まれていくようだった。


サッカーしてる光琉って、なんだか生き生きしていてカッコいいじゃん…。


キラキラ輝いてる…。


……って、何考えてるんだ私は。


ブンブンと首を横に振ってから、スッとベンチに腰を下ろした。


光琉の試合なんて、どうでも良かったはずなのに…完全にのめり込んでるよ…。


今、ちょっと…光琉の姿に見惚れちゃったし…。


おかしい…。
絶対におかしいよ、私。


一度、病院に行って診てもらった方がいいのかもしれないな…。