「ねえ、カイ?なにかこいつに聞くことはある?」
2メートルくらい前で鋭い目をしてこちらを見ているカイに聞く。
「ある」
「どうせお前らは死ぬからなぁ?いいぜ、冥土の土産になにかあげてやるよ」
にやにやにや。
「じゃあ遠慮なく。お前はダンカンと手を結んでいるんだな?」
「その通りさぁ。美味しい血をくれるからなぁ」
「ダンカンは消えた重鎮の1人と手を結んでいるのか?」
「貴様…!そこまでわかってやがんのかぁ!?」
にやにやと余裕の表情だったヴァンパイア、否異形の者の表情が変わった。
「これは生かしておけねぇなあ?俺を恨むなよ?手を出しちゃいけねえとこに手を出したお前らが悪いんだからなぁ?」
ヒュッ
風を切る音がした。

