学校が終わって、家に帰ろうとしたんだけど
突然雨が降ってきた…。


私は、バスで帰るから別にいいんだけど
今日、美桜と心春と会う約束してたのに…。


最悪…。




私は、雨の中歩いていた。







……あれ?バス停ってこの辺になかったっけ?

…一回学校に戻って聞いてみよっかな。



私は、学校まで走った。







無事に迷ったりせずに学校についた。

職員室ーっと……





「……あ、夢!」


「えっ?」





名前を呼ばれて振り返ると、
背の高い人が立っていた。

この人は、小学生のとき仲良かった友達のお兄ちゃんだ。




「やよいと中学離れたんだな。」


「受験は一緒にしたんだけど、落ちたみたい…。」


やよいって言うのは、友達の名前ね。





「あいつ、頑張ってたのになぁ。」


「そうだね…」


「あ、そうだ。ここになんか用?」


「えっと、バス停の場所忘れたから聞こうと思って…」


「バス停の場所か。ちょっと待って。」






そういうと、大樹は隣の生徒会室に入った。

なんで生徒会室に入ったんだろ…?
生徒会役員なのかな?


……あ、大樹って言うのは友達のお兄ちゃんの名前ねw






「よし、ちょっと着いてきて。」


「あ、あのさ、」


「なに?」




大樹は歩きながら返事をする。



「大樹って生徒会役員なの?」


「んー…まぁねー」






やっぱり、そーだったんだ。
凄いなぁ。

私立で生徒会できる人って
よっぽど頭がいい人だよね…。

学校によると思うけどw










「はい。ここがバス停。覚えとけよー」


「はーい。ありがとう」


「また何かあったら生徒会室こいよー」


「うん!じゃあ、ばいばい!」


「ばいばーい」









…相変わらず雨、強いなぁ。