可愛い、なんて思ってしまった途端、
ものすごく姫の顔が見たくなって、顎を掴んで上を向かせる。
すると、目の前にいる姫は、リンゴみたいに顔を真っ赤にして、ギュッと目をつむった。
「っ!!!!」
息を止めて、何かを待ってる姫。
…もしかして、キスされるとか思ってるわけ?
なんだよそれ。
おもしれえ…!!
俺は顎を掴んだまま離さずに、ジッと姫の顔を眺める。
……やべえ。
笑えてくる……!!
「……くっ……………」
思わず笑うと、慌てて目を開ける姫。
やべえ、超おもしれえ。
「…ひ、姫……キスだと、思った?」
「!//////」
白い頬がボンっと音を立てて赤く染まる。
マジで漫画みたいな反応。
面白すぎる…!
しかも、
「穴があったら入りたい!今すぐ入りたい!誰か!穴掘るからスコップちょうだい!!!!」
なんて言うし。
これ、きっと心の中で思ってるつもりなんだろな。
って思ったら、可愛く思えてきて。
「キス、してほしかった?」
と、更に意地悪をする俺。
…小学生かよ。

