君と過ごした嘘つき時間

「私と写真撮ってください」

「わ、私も!」

「駄目よー、うちが先!」

「拓馬先輩、握手してくださーーーい」

「ツーショットお願いします」


黄色い声の集団を連れて来たのは…

あんたか、あっつー(笑)



モテる男は怖いねー。

ある意味…(笑)


私が右を向けば、そこには超不機嫌で、
苛立ちまくっている侑華の姿があった。


だめだ、こりゃ。

多分爆発するな(笑)


「拓馬に馴れ馴れしくしやがって…」

「まーまー、侑華。落ち着いて?」


「ちょっと、あんた達…拓「わりー!俺さー
こーゆーのあんまり好きじゃないんだよねー
気持ちは嬉しいけど…ごめんな?」」