君と過ごした嘘つき時間

「はぃ、じゃあいただきますしますよー」

クラスの給食委員が
「いただきます」と号令をかけたと同時に
みんなも「いただきまーす」と言って

最後の給食を食べ始めた。


風に乗って、一緒に流れる桜が
とってもロマンチックで…

おもわず見とれていたら
クラスの女の子に話しかけられた。

「はい!琴波ちゃんと侑華ちゃん
これ、私が焼いたんだけど
良かったら食べて?」

差し出された正方形の形の箱の中には
たくさんの、クッキーが
敷き詰められていた。

「うわー、美味しそう♡」

「ありがとう!」

─────サクッ

んー、やばい!
これ美味しい♡

「食感サクサクだし、
味もめちゃくちゃ美味しい」

「さすが朋子(ともこ)!
そいえば、朋子ん家って
有名なスイーツ店だったよね?」

「うん、まぁね。
せっかくの最後の給食だから、みんなに
お世話になったお礼に何かしたくて♪」