君と過ごした嘘つき時間


━━ 蒼side ━━



「ぜーったい無理にでも
連れて行くんだからー!!!」

そう一人叫ぶ馬鹿。
ほんっとうっせーなぁアイツ。

川に溺れた事件以来
ずっと俺の周りをうろちょろしやがって
前を向けばアイツ
振り向けばアイツ
ウンザリするほどだ。

ストーカー並だろあれは。

最初は鬱陶しくて暴言吐きまくりだった。
そうすれば最初みたいに
もうまとわりつかないだろう。

そう思っていたのに……