君と過ごした嘘つき時間


「何が何でも絶対来てよねー?」

「さあな」

「むぅ!」

「さっさと帰れよ。
お前ん家こっちじゃねーだろ馬鹿」

「そんなの分かってます〜」

「分かってるなら来んな」

これ以上はまだ無理だ。
彼の後を追えない…。

「ぜーったい無理にでも
連れて行くんだからー!!!」

思いっきり叫ぶと
天宮君はバイバイの意味を込めて
右手を軽く肩まで上げてくれた。

「よし、帰ろーっと」

来た道を辿って
自分の家を目指して通学路を歩く。