優樹菜が目を覚ますと、絢香と茉莉が来ていた。


「お見舞いに来た。ユキ、なんであんなことしたの?」


絢香は黄色いかわいらしい花束と、バームクーヘンを渡しながらそう言った。

「なんでって…」

「わかった!テストの点が悪かったからだ!」

「それか〜、持久走のタイムが遅くなったから、とか?」

「それか、..う〜ん。」

2人は優樹菜が飛び降りた理由をクイズ形式で当て始めた。


この2人は何なんだ。
友達なんじゃないの?
もう少し私の気持ちも考えて欲しかった。
私は途方にくれた。