学校から帰ってきて、部屋のドアを閉めると、優樹菜は全身の力が抜け、床にグッタリと倒れてしまった。
こんな生活無意味だ。
優樹菜は思う。

死ねるものなら死んでしまいたい。
だれも悲しみはしないだろう。
でもそれだけはしたくない。
それって、逃げたことになるだろうから。こんな早く自分の人生棒に振りたくないし。

だから私は生きる。