「ふふ、…あはは……っ!」



笑いが込み上げて、止まらない。


こんなとこに、やっぱり。


なんて馬鹿なの。


簡単に引っ掛かっちゃって、馬鹿じゃないの?













―――…今度こそ、死んじゃうかしら?














「ティル、なんで笑うの?」


「ふふ、…そんなの決まってるじゃない」




















―――…ああ、面白い。





このまま、死んじゃわないでよ?


そうじゃないと、面白くないわ。


あんたには生きて、私のために踊っててもらわないといけないのに。








「ねぇ、ハーバ、リリィ。そろそろ嵐が来るよ」


「………?天気いいよ?」


「……嵐の前の静けさでしょ。宿はキャンセルして、この街が見下ろせるとこにでも行こうか?」


「五人で?」


「スーはお仕事があるの。クイールは元々来てないよ」


「……行く!!」









三人で、仲良しこよし。


私、高みの見物って、大好きなの。


今度も予想外な展開を楽しみにしてるわよ?




















「――…かわいい私の…レオナ」