「うっわ残酷…」
ファンの言葉にレオナの隣にいるアランは顔を青くして気分がよくなさそうだ。
ヒサノは相変わらずファンを見上げて微笑んでいる。
「でもよ、血ぃ足りねんじゃねーの?」
「えぇ、だから光を浴びて大爆発するんです。
細かい血が各地域に降り注ぎます」
それを聞くとアランは、顔を更に青くした。
口を抑えているのに気付いた巫女が慌ててバケツを持ってくる。
「それほど強い光なのか?」
アランの背中を撫でながらレオナが聞くと、
「えぇ、光というよりレーザーって感じですね」
こういうことも平然と言うみたいだ……。
「メルスの死後、ある二つの石が残りました。
一つは『血の石』、もう一つは『涙の石』です」
なんだか嫌な予感がしてきた…。
その石が関係あるような気がするからだ。
「『血の石』はここから遥か東…メルスの血が集中的に降ったといわれている人間の国『ヒュネット』の王都『ラスカー』の教会にあります。
そして『涙の石』はここから北の方面にあるメルスの墓にあります。
墓の場所はその近の『魔女の村』と呼ばれる村の長に聞いて下さい」
ファンはそう言うと椅子から立ち上がりレオナ達の前まで歩いて来た。
「これは、私からの命令です。
“嫌だ”とは言わせませんよ?」
ほら、予感適中。
「…石を私のところまで持ってきてくださいね」
そう言って薄く笑うのだ。
もちろん、めんどうくさがりやのレオナは嫌そうな顔をして、口答えを始めた。
「なんで石を取りに行かなきゃなんねぇんですか?」
「そうですねぇ…。
では石を壊すので取ってきて下さい」
「こ、壊す?!」
予想外な答えに素っ頓狂な声がでる。
「はい、壊しますよ。
取ってきたら、どっかーん!とバッラバラに!
そして最後に焼きます。それで何もなくなるでしょ?」
またもや、にこやかに言うファン。
いやいや、そんな笑顔で言われても。
ファンの言葉にレオナの隣にいるアランは顔を青くして気分がよくなさそうだ。
ヒサノは相変わらずファンを見上げて微笑んでいる。
「でもよ、血ぃ足りねんじゃねーの?」
「えぇ、だから光を浴びて大爆発するんです。
細かい血が各地域に降り注ぎます」
それを聞くとアランは、顔を更に青くした。
口を抑えているのに気付いた巫女が慌ててバケツを持ってくる。
「それほど強い光なのか?」
アランの背中を撫でながらレオナが聞くと、
「えぇ、光というよりレーザーって感じですね」
こういうことも平然と言うみたいだ……。
「メルスの死後、ある二つの石が残りました。
一つは『血の石』、もう一つは『涙の石』です」
なんだか嫌な予感がしてきた…。
その石が関係あるような気がするからだ。
「『血の石』はここから遥か東…メルスの血が集中的に降ったといわれている人間の国『ヒュネット』の王都『ラスカー』の教会にあります。
そして『涙の石』はここから北の方面にあるメルスの墓にあります。
墓の場所はその近の『魔女の村』と呼ばれる村の長に聞いて下さい」
ファンはそう言うと椅子から立ち上がりレオナ達の前まで歩いて来た。
「これは、私からの命令です。
“嫌だ”とは言わせませんよ?」
ほら、予感適中。
「…石を私のところまで持ってきてくださいね」
そう言って薄く笑うのだ。
もちろん、めんどうくさがりやのレオナは嫌そうな顔をして、口答えを始めた。
「なんで石を取りに行かなきゃなんねぇんですか?」
「そうですねぇ…。
では石を壊すので取ってきて下さい」
「こ、壊す?!」
予想外な答えに素っ頓狂な声がでる。
「はい、壊しますよ。
取ってきたら、どっかーん!とバッラバラに!
そして最後に焼きます。それで何もなくなるでしょ?」
またもや、にこやかに言うファン。
いやいや、そんな笑顔で言われても。



