ゴッドネス・ティア

理解してくれたかどうかはわからないが、言い切ってスッキリとしたレオナは優越感に浸っていた。

リンが哀れみの目を自分に向けているとは知らずに。

だが、優越感に浸っていい気分のレオナに、邪魔が入った。



「いいですね！私は賛成ですよ！そこの女性…リンが一緒に行動すること！」


「………はああっ！？」



「さっきまで喧嘩してたじゃんっ！」と叫ぶレオナなんて知らんぷりして、ヒサノはぺらぺらと話始めた。

リンの哀れみが核心にかわる。



「私、このリンの根性がとってもきにくいません！一緒に行動して私がそのねじれた根性叩き直してやるんです！
さあ、旅に出ましょう！
文句のある輩には巫女様じきじきの鉄拳が跳びますよー！！」



なんか、ヒサノの目が爛々と輝いてる、ように見える。


レオナはもちろん、その他国王騎士やリンなども苦笑いにもなっていない引きつった顔をヒサノの向けていた。

このままでは、半場強制的に一緒に旅に出そうだ。