ゴッドネス・ティア

「あなた、香月さんっていうんですね。こちらは…?」



「こいつは…」



「はいはーい!私ミン・リュンマと申します、以後お見知りおきを〜」



のほほんとした声色のわりに礼儀正しく頭を下げて、ニッコリ微笑んだ。



「シャランはまだ起きないのぉ?」



今度は香月ではなく、名前もしらないレオナに擦り寄り、甘える。


それを見るヒサノはムッと顔をしかめた。



「シャランって、あのチビか?」



「そー、大丈夫なの?」



まるで死んでいるように気絶しているシャランを不安げに見下ろし、安否を確認する。


香月も心配そうにそれを見下ろした。



「大丈夫だ、死にはしない」



「そうか…」



確認して深く頷くレオナにホッと笑みを見せる。













「きゃ〜〜〜〜〜〜〜っ!!」



すると、いきなりリュンマが耳を塞ぎたくなるような甲高い悲鳴をあげた。


まるで、ニワトリが首をしめられたようだ。



「なんなんだ…?」



げんなりとしてレオナと香月はリュンマを振り返る。



「香月、ル・メイと華蓮ちゃんは?!」



「あれ、いないのか?」



リュンマの騒ぎようとは逆に香月はめんどくせぇ〜とでも言うように、ゆっくりと辺りを見渡した。



「…本当だ、いない」



「おまえ達の仲間なのか?」



「ああ、くそ…、どこにいるんだ?」



探すのめんどくせぇみたいな勢いでガックリと肩を落とす。



「二人が心配だよぅ…、探してみよ…?」



目をうるうるさせ、眉を八の字にして香月を見上げるリュンマ。


よく見るとかなりの美人だ。


その仕種をその辺歩いてる男共に使ったらイチコロだな。


レオナはうんうんと頷いた。


頷きながらも、俺は引っ掛からねぇと自分に言い聞かせるのであった。