「生きてますか…?」
安全だから、と呼ばれてきたヒサノは心配そうに女達を覗き込む。
「ああ、生きてるぜ」
「よかった…」
ホッと安堵の息をつき、顔を綻ばせた。…のもつかの間…
「……グフッ!!」
「ぎゃ〜〜〜〜〜っ!!」
突然、苦しげに血を吐いた女にヒサノは甲高い悲鳴をあげ、レオナに飛び付いた。
「グフッ!!」
飛び付かれたレオナはヒサノの膝が鳩尾にヒットし、女と同じ声をあげる。
「レオナ!あの方、口から血を吐いてるじゃありませんか!
大丈夫なんですか〜!?」
「…ゲホッ、その前に俺が大丈夫じゃないッ!」
二人がじゃれあっている(?)間に血を吐いた女はゆっくりと上半身を起こした。
血を拭い、先程レオナにクシャクシャにされた橙色の髪に気付き、不快な表情を浮かべる。
「ここ、何処だ…?」
顔をしかめて辺りを見回す、と…
赤い髪の少年と目があった。
だが、目があったことより、少年の赤い髪に目がとまった。
こんな色見たことがない…!
なんだこの血のような髪色は…敵か…?!
……気味が悪い…
しばらく髪色に夢中になっていると少年が頬を引き攣らせて口を開いた。
「も、もしもーし…大丈夫か…?」
「?!っ…誰だ…」
「あ、目が覚めたんですね〜よかったです!」
無事そうな女を見て、ヒサノが嬉しそうに歓声をあげた。
安全だから、と呼ばれてきたヒサノは心配そうに女達を覗き込む。
「ああ、生きてるぜ」
「よかった…」
ホッと安堵の息をつき、顔を綻ばせた。…のもつかの間…
「……グフッ!!」
「ぎゃ〜〜〜〜〜っ!!」
突然、苦しげに血を吐いた女にヒサノは甲高い悲鳴をあげ、レオナに飛び付いた。
「グフッ!!」
飛び付かれたレオナはヒサノの膝が鳩尾にヒットし、女と同じ声をあげる。
「レオナ!あの方、口から血を吐いてるじゃありませんか!
大丈夫なんですか〜!?」
「…ゲホッ、その前に俺が大丈夫じゃないッ!」
二人がじゃれあっている(?)間に血を吐いた女はゆっくりと上半身を起こした。
血を拭い、先程レオナにクシャクシャにされた橙色の髪に気付き、不快な表情を浮かべる。
「ここ、何処だ…?」
顔をしかめて辺りを見回す、と…
赤い髪の少年と目があった。
だが、目があったことより、少年の赤い髪に目がとまった。
こんな色見たことがない…!
なんだこの血のような髪色は…敵か…?!
……気味が悪い…
しばらく髪色に夢中になっていると少年が頬を引き攣らせて口を開いた。
「も、もしもーし…大丈夫か…?」
「?!っ…誰だ…」
「あ、目が覚めたんですね〜よかったです!」
無事そうな女を見て、ヒサノが嬉しそうに歓声をあげた。



