闇に生きる少女



呉羽が長い尻尾を上げた


龍「お、おい?
ま、まさか?」


呉羽「-Momentbewegung-」


龍「いやだあぁぁぁ...」


パアァァ


シュウゥ


空「な、なんだったんだ?」


困惑している空


『私はとりあえず寮に帰るわね
空はどうするの?』


空「どうって
部屋に帰るか」


『あ、虫はどうするの?』


空「だったぁ!!
部屋に帰りたくないよぉ..」


半泣き状態の空


う~ん

しかたがないな~

あれを渡しとくか


と美麗はおもむろに空中に手をだした


手の原に黒色の3cmほどの光の球が現れた


『はい!
これを持っていって?
消えるはずだよ』


と空に黒い球を差し出した


空「あ、ありがとう
どう持てばいいのかな?」