「大丈夫か?お前が熱出すなんて珍しいな」






本当だよ……。だせぇな…。






「とりあえずお前の親父に連絡しといたから安心しろよ」






「あぁ、サンキュ…」





…体がすっげぇだりぃ……。





「今野!?大丈夫!?生きてる!?」





急にカーテンが開けられ箍橋は入ってきた。




「箍橋…なんでここに…」






ていうか「生きてる!?」ってなんだよ…。






「なんだぁ、生きてるじゃん」






だからそれ、なんなんだよ。





「お前、一体何を聞いてここに来たわけ?」





「うッ、言うわけないでしょ!?」




「じゃー俺、授業に戻るわ、箍橋も熱って言っとくね♪」




と陸がそう言ってカーテンから出て行った。





「はぁ!?ちょっと何勝手なこと…」





と箍橋は反撃してが時、すでに遅し。




陸はもう保健室を出て行った。





「なんでこんなことに…」




なんて言って真面目にここにいる箍橋。





俺はそれを見てつい、笑ってしまった。





「ちょっと何笑ってんのよ」






「……ははッ…なんでもない」







このまま時が止まればいいのに……。