しばらく歩いて公園に着いた

「少し早く着いちゃったな〜」

携帯を見ると6:50だった

冷たい風は私の髪をなびかせる

「さっむ....はっくしゅ...うーーっ....
今日はすごい寒いなあ....」

一人で喋っていると後ろから名前を呼ばれた。

『凛か?ここでなにしてるんだよ』

わたしはびっくりして後ろを見た。

「うわぁ!びっくりしたー。
なーんだ、拓也おにーちゃんじゃん。
びっくりさせないでよーっ....」

この、イケメンは近所のおにーさんの
藤ヶ谷拓也。

見た目だけじゃないく性格も名前もイケメンなのです!

『なーんだ、とは失礼だなおい。
本当は嬉しいんだろ俺に会えて♪』

「あ、うん。うれしーなー」

『なんでそんな棒読みなんだよ!』

二人で顔を見合わせてわらった。

私たちはいつもこんな感じ。

本当は私もすごく嬉しい、
なんかすごく久しぶりに会えた気がする

「うそだよ!すーごく嬉しい♪」

わたしはそう言って拓也おにーちゃんに
抱きついた。

『お、おい!びっくりするだろーがー』

そう言いながら頭を撫でてくれた。

「えへへへ♪」

『相変わらず凛は可愛いな』

「褒めたってなんもでないから//」

可愛いとか言われるのは慣れてなくて
すぐ照れてしまう....

♪〜♪〜♪〜

「あ、電話だ。ごめんね」

『おう!』

「もしもーし!」

〔もしもし!凛ごめん!
急用入っていけなくなった!〕

「全然いいよ!また会おう♪」

〔うん!絶対!ありがとね!
じゃあまた!〕

すごい萌急いでたな...
少し残念だけど仕方ないね。

『電話終わったのか?』

「うん!おわっ.....はっくしゅ!」

風邪ひいたのかなすこしえらい

『大丈夫かよ、俺んち近いしこいよ』

「え、でも。行って大丈夫なの?」

『あったりまえだろ!』

そう言ってピースサインをする

「じゃあ、久しぶりだし
お邪魔しちゃおうかな♪」

二人で世間話をしながら
拓也おにーちゃんの家へ向かった